芋焼酎とはさつま芋を主原料とした酒であり伝統的な焼酎の代表格です。
古来、南九州の地酒として定着していたが、今や全国区の酒となっています。原料のさつま芋は他のイモ類の三分の一しか澱粉質を含まず、水分が多くて長期の貯蔵に適さず、酒の原料としては不向きです。
そのためか、世界中で栽培されているにもかかわらず、酒造原料となっているのは、芋焼酎だけです。加えて新鮮な原料の確保が最優先なため徹底した選別作業が必要となります。
収穫時期も秋から冬に限定されるため、酒造工場はさつま芋の主産地に集中しています。南九州の特産であるが、唯一例外は伊豆諸島の島酒である。
当然薩摩の商人が伝授したもので酒造方法は同じです。製造の起源はさつま芋の普及した、西暦1700年頃と思われます。
このことは、南九州のような温暖な気候では醸造酒(日本酒、ワイン)を上手く、つくれず、蒸留酒が発達したことや焼酎をつくる技術が存在していたことによるものです。
製法は、米麹で醪をしこみ、これに蒸したさつま芋を砕いて水とともに加えて醪にします。約2週間発酵後、蒸留し、貯蔵します。
好き嫌いは別として、芋焼酎は芋の風味とソフトな甘さが持ち味です。お湯割りでも、水割りでも、ストレート、ロック、どれもいけます。焼酎は別名ホワイトリカーといわれ、通常は無色透明ですが、貯蔵するろ過精製の種類によって微妙な色合いに仕上がります。アルコール度数は20~25度程度が飲み頃です。
普通焼酎にエキス(アミノ酸、や酸味成分の有機酸類)分は、蒸留とろ過によって除去されて含まれませんが、酒税法により、エキス分が2%を超えるとリキュール類と認定されます。一般的に、醸造酒である日本酒、ワインなどはエキス分が多ければ多いほど、甘口で濃厚な味になります。