本格焼酎とは

本格焼酎とは澱粉質原料(米、麦、芋、)を発酵させ、これを単式蒸留機(蒸留のたびごとに発酵醪など蒸留しようとする溶液を入れ、終了したら、蒸留残液を排出する方式の機械、機械の構造が、簡単なため精製度合いが低い反面、複雑な風味成分を製品に回収できる。)で蒸留したものです。


アルコール度数が45度以下、エキス分が2%未満の蒸留酒のことを言います。酒税法での焼酎乙類です。
製造法には醪取焼酎(醪を蒸留してつくる焼酎)粕取焼酎(発酵させた酒粕を蒸留してつくる焼酎)に大別されます。また、原料名を製品に付けて、米焼酎、麦焼酎、芋焼酎、などと呼ばれています。
日本の伝統的な蒸留酒であり、九州及びそれ以南の地域が主生産地ですが、最近では全国で生産販売が行われています。


日本での生産方式のほとんどが単式蒸留機によるものです。これは原料の利用率と焼酎の収量が大きく貢献しているからです。本格焼酎は発酵醪をごく簡単な構造の単式蒸留機で蒸留するため、アルコールの他に様々な香味成分が製品に含まれ、各地域毎の風味はバラエティーに富み、地域性豊かな酒となっています。


では焼酎甲類はどのようなものでしょうか。まず連続式蒸留機で蒸留されます。焼酎と区別するため、酒としての焼酎甲類のアルコール度数は36度未満と酒税法で定められています。この濃度を超えると原料用アルコールとして認定され、濃度95度まで精製されます。


現在のような精密な蒸留機が出現すると本格焼酎の出来、不出来は、蒸留技術には大差なく、良い原材料の選別と、材料の加工の仕方、熟成のタイミング等、人の手によるところが大きいと思われます。